開発ツールバー
開発サーバーが実行されている間、Astroは各ページの下部付近にデベロッパーツールバーを表示します。
ツールバーには数々のデバッグや開発中のサイトを検査するツールが含まれています。また、これらのツールは拡張したり、Dev Toolbar API (EN)を使用して自分のツールバーアプリ (EN)を作成することも可能です。
このツールバーは標準で有効化され、かつページ下部にホバーした時に表示されます。開発者ツールは開発環境のみ有効化され、本番環境では表示されません。
標準搭載アプリ
セクションタイトル: 標準搭載アプリAstro メニュー
セクションタイトル: Astro メニューAstroメニューアプリは現在のプロジェクトの様々な情報やリンクに簡単なアクセスを提供します。また、AstroメニューアプリはAstroのドキュメントやAstroのGithubのレポジトリー、そしてAstroのDiscordサーバーへのアクセスも提供します。
このアプリには、クリック時にastro info
コマンドを実行し、クリップボードに結果をコピーする「デバッグ情報をコピーする」ボタンもあります。この機能は問題を報告する場合などに役に立ちます。
Inspect(検査)
セクションタイトル: Inspect(検査)Inspectアプリはページ上のアイランドに関する情報を提供します。これらは各アイランドに渡されたプロパティやレンダーに使用されているクライアントディレクティブを表示することができます。
Audit(監査)
セクションタイトル: Audit(監査)監査アプリは一般的なアクセシビリティやパフォーマンスの問題を確認し自動的に監査を実行します。問題が発見された場合は、ツールバーに赤い点が現れます。アプリをクリックすることで、監査の結果のリストを表示し、関連するページ上の要素をハイライトします。
基本的なパーフォーマンスやアクセシビリティの監査機能は人間やPa11y、そしてLighthouseの代替手段ではありません。
開発ツールバーは、異なるツールに切り替える必要なく、開発中の一般的な問題を迅速に発見する事を目的としています。
設定アプリは、ツールバーの位置や詳細ログの表示、通知の無効化などのデベロッパーツールバーの設定を変更します。
開発ツールバーを拡張する
セクションタイトル: 開発ツールバーを拡張するAstroインテグレーションは、開発ツールバーにプロジェクトに特化した新しいアプリを追加することができます。Astroメニューを使用するか、インテグレーションディレクトリから追加することができます。
開発ツールバーのアプリは他のAstro インテグレーションと同様に、そのインストール手順に従ってインストールしてください。
開発ツールバーを無効化する
セクションタイトル: 開発ツールバーを無効化する開発ツールバーは標準で全てのサイトで有効になっています。必要であればプロジェクト・ユーザーごとに無効化することもできます。
プロジェクトごとの無効化
セクションタイトル: プロジェクトごとの無効化開発ツールバーをプロジェクトで作業している全員のために無効化するには、Astro 設定ファイルにdevToolbar: false
を追加してください。
import { defineConfig } from "astro/config";
export default defineConfig({ devToolbar: { enabled: false }})
開発ツールバーをもう一度有効化する場合は、これらの行を削除するか、 enabled:true
に設定を変更してください。
ユーザーごとの無効化
セクションタイトル: ユーザーごとの無効化開発ツールバーを特定のプロジェクトで自分のみ無効化したい場合、astro preferences
コマンドを実行してください。
astro preferences disable devToolbar
開発ツールバーを全てのプロジェクトで自分のみ無効化したい場合、astro-preferences
コマンドに--global
フラグを追加してください。
astro preferences disable --global devToolbar
開発ツールバーは以下のコマンドで再び有効化できます。
astro preferences enable devToolbar